私にとって駅は、小さい頃から憧れと恐怖の場所だった。
何処へだって行けてしまう魔法のような場所。
でも、人の波にさらわれて知らない場所に行ってしまうかも。
1人で電車に乗れるようになるまでに、だいぶ時間がかかったように思う。
大人になって改めて駅というものを見てみると、人の行き交いの中に一人一人の物語があることに気づく。
家族でどこかに出かけるのか、憂鬱な気持ちを抱えて出勤するのか、はたまた、想い人が待つ場所へ心躍らせながら向かうのか。
そんな、人の物語に思いを馳せているうちに、駅がどうしようもなく輝いて見えるようになった。
Halation Station ここは、人が放つ光が行き交う交差点。
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